ライムは何で緑色??|コラム
カクテルの定番ジントニック
よく、そのバーやバーテンダーの力量を推し量りたい時は、ジンフィズをオーダーするとよい、と言われます。
(今でもそうなのかな?)
どの銘柄のジンを使ってるのかとか、
レモンはしっかり効いてるのかとか、
シェイキングの技術はどうかとか、
ソーダのガスは抜けてないかとか・・・。
確かに技術的にもシェイクしてロングで仕上げるカクテルは少し難しいし、ジンフィズとかだと一度にいろいろと見ることはできます。
でも僕は初めて行くバーでは必ずと言っていいほどジントニックをオーダーします。
カクテルの定番中の定番だからです。
ジンとトニックウォーターの抜群の相性の良さから、どう間違ってもマズく作りようがないこのカクテル。
だからこそ少なからずその店その店でこだわりを持って作っています。
ライムの切り方とか、
ライムをグラスに入れる順番だとか、
トニックウォーター+ちょいソーダで気持ちドライに仕上げるとか・・・
力量をうんぬん、ではなく単にそのさりげないこだわりを見るのは非常に楽しいものです。
なぜレモンだぁ!!?
それなりにちゃんとしたバーで、ジントニックが美味くないなんて基本、あり得ないと思います。
でも、たまに個人的に一つだけ許せないというか、納得できないパターンがあります。
それはジントニックというカクテルにライムではなくレモンを絞り入れているバーに出くわした時です。
ジンをトニックで割ってるからー、ジントニックには違いないんだけどー、、、。
トニックウォーターの弾ける音とともにグラスの中に浮かんでいる、あるいは沈んでいるのがレモンだとジントニックを飲んでる気が全くしないのです。
なぜあえてレモンを使っているのでしょうか?
ヨソとの違いを見せたいのか、
レモンで作る方が合っていると、美味しいと思っているのか、
経費削減のためか(レモンの方が安い)、
ライムをたまたま切らしていたのか、
一時的に、期間限定でレモンを使っているのか、、、
どんな理由にせよ、
「ないわー」
と思ってしまいます。
ライムが緑色な理由
見た目的にジントニックには青々とした緑色のライムでないといけないと思います。
黄色のレモンじゃ、、、。
「ライムが緑色なのはこのジントニックというカルテルのため」
僕は密かにそう思っています。
(共感してくれる人いるかなー?)
ちなみに味の観点からもレモンよりもライムだと思っています。
ライムはレモンのようにフレッシュ酸味100%丸出し、というような感じではなく、
酸味の中に何やら青臭さというのがあります。
その青臭さがジンのジュニパーベリーの風味とか、トニックウォーターのかすかな苦みにマッチします。
ジンとトニックウォーターの相性の良さを更に強固なものにしてくれる、
やはりカクテルの定番ジントニックにはライムでなきゃ!!