世界初!AI製ウイスキーとは?将来ブレンダーは必要なくなる?
今年の秋、世界初人工知能が造ったウイスキー、AI製ウイスキーが発売になるそうです。
なかなか興味深い話題ですが、具体的にはどういったウイスキーなのでしょうか?
気になる香りや味わいは??
そしてこれによりウイスキーを造る上で重要なブレンダーという職業は必要なくなるのか?
考察してみました。
AI製ウイスキーとは?
AI(人工知能)が造ったウイスキーを今秋発売予定なのはスウェーデンのマクミラ蒸留所です。
この蒸留所、マイクロソフト社やAIを活用したコンサルタント企業などと提携、
学習機能を持ったAIがそれまでの樽、味、フレーバーの組み合わせや顧客の好み、販売量などの膨大な情報をもとに7000万件以上のレシピを考案したそうです。
どういう事かというと、ウイスキーはひとたび熟成を終えるとその原酒(樽)同士ブレンドされます。
ウイスキーは樽の中の原酒をそのままボトリングするわけではありません。
味や度数を均一化するためにブレンドしたり加水したりして1つのウイスキーができあがります。
どういった組み合わせ、配合でブレンドするかは通常ブレンダーと呼ばれるスペシャリストが1つ1つ樽の状態を見極め、それまでの知識や経験をもとにレシピを考案していくわけですが、その工程をAIがやっちゃったわけです。
しかも7000万件以上て!
最終的にどのレシピを採用するかは人間が決めるそうです。
香りと味について
一応、発売予定のAI製ウイスキーの香りと味についての情報があります。
【香り】
「トフィートとクリームバニラ、上質なオロロソ風でシトラス、洋ナシ、りんご、アニス、ジンジャー、ホワイトペッパーにオーク樽」
【味】
「オーク材の風味のバニラ、かんきつ類と洋ナシ、ハーブにわずかにタバコの葉のよう」
だそうです。
いかにもAIが造ったっぽい気がしますが、正直なんだかよく分かりません。
どのような味わいなのか楽しみではあります、はい。
ウイスキーはブレンドする酒
ウイスキーはブレンドする酒です。
というのも長期間の熟成を経てどういった原酒が出来上がるかは誰にも分からず、自然任せです。
結局作り手のイメージ通りの、あるいは消費者のニーズに合ったウイスキーに出来上がるかどうかはブレンダーの腕にかかっており、ここが一番重要でそういった意味で「ウイスキーはブレンドする酒」ということです。
ブレンダーは必要なくなるのか!?
ウイスキーづくりの最も重要な部分をAIがやってしまうAI製ウイスキー。
将来的にはブレンダーは必要なくなるのではという考えに及んでしまうわけですが。
個人的な意見としてはなくなりはしないと考えます。
基本的にAIがとって代わる職業というのは誰がやっても同じ成果がえられるもの、言い方をかえると取りかえ可能な職業だと思います。
ブレンダーという職業は誰かれ務まるものではありません。
ウイスキーという、人が口にするものを造るわけです。
知識や経験をもとに人間的ひらめきや感性がより大事になってきます。
なくなったりはしないでしょう。
ただ7000万件以上のレシピを考案できるのはすごいし、人間にはとても無理なはなしです。
この中から最適なウイスキーはもとより、今までにはなかった画期的な組み合わせというのが発見されるかもしれません。
もしくは発見とまでいかなくてもブレンダーに何かしらのヒントを与えてくれるかもしれません。
どうあれ商品化するにあたり最終的には人間が決めるとのこと。
AIはブレンダーの最強のサポーターとして君臨するのではと考えます。
まとめ
こういったかたちでのAI進出のきざしは何もウイスキーに限ったことではありません。
お菓子、飲料、香水、スニーカーなどなどあらゆる産業でAIが活用されつつあります。
何だか楽しみなような、ちょっとだけ怖いようなそんな心境です。
とにかくAI製ウイスキーはどういった味わいなのか、興味津々、楽しみです。
この秋発売予定!
チャンネルはそのままで。
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