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【お酒】飲酒後のお風呂は大変危険!【結論】絶対にやめましょう

こんにちはこんばんわ、かーりーです。

お風呂上りのビール、いいですよね~。

特に夏の時期は最高です。

でも、、。

また酔っ払った後にお風呂入るという行為。

少しでも早くアルコールを出して酔いをさまそうと、ついついやってしまう人、いるんじゃないでしょうか。

でも決して褒められたものではありません。

というか、行き過ぎれば重大な事態になってしまいます。

危険です。

今回はお酒と入浴の関係についてです。


入浴によって得られる効果は?

まずは入浴によって得られる健康効果から。

どういったものがあるかというと、、

・疲労回復

・リラックス効果

・自律神経のコントロール


疲労回復

体が温まると血管が拡張します。

よって血行が良くなります。

疲労物質や老廃物、不要になった二酸化炭素は、血行が良くなることで排出されやすくなります。

リラックス効果

湯船に浸かることで水圧がかかり、マッサージ効果が得られます。

その効果は思っている以上に大きいそうで。

ふくらはぎをはじめとする下半身が水圧によって締め付けられ、血液が心臓に戻り血液循環がよくなり、心臓も活発になります。

そして浮力により、筋肉や関節にかかっていたチカラが抜け、緊張がほぐれます。

自律神経のコントロール

人には無意識のうちに内臓器官の働きを調整してくれる自律神経という機能があります。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

活動している時は交感神経が、休息している時は副交感神経が優位になります。

これがこの通りにバランス良く働いてくれたらいいのですが、不規則な生活やストレスなどにより乱れ、体に不調をきたします。

この自律神経をコントロールしてくれるのがお風呂です。

熱めのお風呂に入ると交感神経が優位になってしまいますが、40度くらいのぬるめのお湯だと副交感神経が優位になり、よりリラックス効果が得られ、寝つきも良くなります。

(寒い時期は湯冷めには気を付けないといけませんが)

浸かるお湯が熱いのか、適度にぬるいのかで自律神経がコントロールできるなんてお手軽だと思いませんか?


このように入浴によって期待できる健康効果はいろいろとあります。

お酒と入浴が危険な関係の理由


お酒を飲んだ後、特に適量以上飲んだ時はお風呂に入るのは絶対にやめましょう。

その理由は、、

・脱水症状になる

・酔っ払った状態に拍車がかかる

・脳貧血、不整脈、心臓発作の危険性が出てくる

・血圧が下がりすぎる


脱水症状になる

お風呂に入ると当然、水分不足におちいります。

場合によってはのどがカラカラになります。

なのでお風呂上がりのビールは格別にうまいわけです。

でも、お酒自体では水分補給にはなりません。

利尿作用や発汗作用があるからです。

お酒だけでも脱水症状の危険性があるのにお風呂上りだとますます危険です。

酔っ払った状態に拍車がかかる

お酒を飲むと血行が良くなります。

これはアルコールが体内に入ってきたことで、そのアルコールを分解、排出しようと血管が酸素を取り入れようとして拡張するためです。

それにともない血行も良くなります。

この状態でお風呂に入ると血行の良さにますます拍車がかかります。

するとお酒のまわりが早くなりますます酔っ払った状態になります。

風呂場内で滑ってケガすることも考えられます。


脳貧血、不整脈、心臓発作の危険性が出てくる

また全身に血液が行き渡りすぎることにより、脳や心臓の血流が不足してしまいます。

こうなると脳貧血、不整脈、心臓発作などの危険性が出てきます。

血圧が下がりすぎる

飲酒により血圧は下がります。

湯船に浸かっても下がります。

血圧が下がりすぎることによって気を失ってしまうケースも考えられます。

二日酔いのままでの入浴もNG


二日酔いのまま入浴する場合も同じように大変危険です。

まず2日酔いの体は、水分不足の状態にありますので脱水症状になる可能性が高いです。

そして肝臓への血流が悪くなるためアルコールの分解がうまくいきません。

酔っ払った状態でお風呂に入ろうとする人の心理として、

「汗をかいてアルコールを早く出してしまいたい」

というのがあると思います。

でも、これは間違った認識です。

単に体温調節のため汗をかいたにすぎません。


アルコールはしかるべき手続きを踏み体外へ排出されます。

そしてそれは多少の個人差はあるにせよ、ある程度時間がかかるものです。

そもそもアルコールというのは体にとっては毒と似たようなものです。

お酒を飲むことで巻き起こる体の様々な症状は、その毒を体外へ排出しようとするためのものです。

間違った認識のままですとアルコールを体外に排出しようとする行為の妨げになったり、もっと深刻な事態を引き起こしてしまう可能性があります。


「酔っ払った状態でお風呂に入り汗をかいてアルコールを出す」

というのは間違っていますし、危険なので絶対にしてはいけません。


こうして見てみると飲酒も入浴も体にもたらす効果というか症状は大変似ています。

水分不足になったり、

血行が良くなったり、

血圧がさがったり。

(ある意味似た者同士!?)

なので同時に適用するとその症状にますます拍車がかかってしまい、結果体にとってよろしくない状態になります。

行き過ぎれば深刻な事態へと発展してしまいます。

今一度、正しい知識で飲酒と入浴の関係を見直す必要があるように思います。


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入浴後のビールはいい、説について


入浴後のビールはむしろ体にいい、という意見があったりします。

その理由として、、

入浴によって消化器系の働きが鈍くなっており、ビールはアルコール、炭酸、苦み成分によりこれを解決してくれる

というもの。

要は、食欲増進作用が期待できるってこと。

これから食事という人にとってビールはうってつけのように思えます。


ただ個人的に気になるのはやはり脱水症状の問題です。

お酒では水分補給にはならないことを強く認識し、ビールとともに同じくらいの量の水なりソフトドリンクを飲むのであれば問題ありません。

でも、その認識が薄いと、、、。

はっきり言っておススメできません。

できれば、

「入浴の前後にコップ一杯ずつの水を飲む」

これを実践したいものです。

その後飲むビールは変わらずにうまいものです。

ビールのおいしさというのはのどをあえて渇かすという小手先に左右させることなく、厳然たる”何か”があるように思います。

まとめ


●入浴することで、疲労回復やリラックス効果が得られる。

●適度なぬるま湯は副交感神経を優位にする働きがあり、寝つきをよくする。

●お酒と入浴の相性は最悪。どちらも血行が良くなる(良くなりすぎる)、血圧が下がる、水分不足におちいるなど。

●酔った状態で入浴するとそれぞれの症状に拍車がかかり、場合によっては重大な事態に発展する恐れがある。

●ビールにはのどの渇きを超越したおいしさの”何か”がある。


僕の場合は飲酒時の頭痛の原因が脱水症状であると分かってから水分補給は常に意識するようになりました。

酔っ払った時にはただ眠りたいと思い、お風呂に入ろうという発想はそもそもありません。

今まではたまたま飲酒時における入浴の危険性を回避できていましたが、今回いろいろと調べて、飲酒と入浴はかなり恐ろしい関係にあるのだと分かりました。

知識を得て認識が変われば、行動も変わります。

これらが飲酒をする際、入浴する際、少しでも参考になれば幸いです。









管理人 かーりー

鹿児島在住、元バーテンダー。
趣味はお酒、読書、音楽鑑賞。この3つがあればとりあえず人生OKと思っている。40代、独身。

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