食事の美味しいとは違う!?お酒を美味しいと思う本当の理由
こんにちはこんばんわ、かーりーです。
常々、
「お酒のおいしいと思う感覚と食事のおいしいと思う感覚は同じではないなぁ」
と思っていましたが、うまく説明できずにいました。
そんな中、最近アメリカのノースウエスタン大学の遺伝科学チームが酒飲みには大変興味深い内容の最新研究を発表しました。
お酒をおいしいと思うのは味そのものではなく、、、。
愛飲するのは摂取後の感覚のため
料理を食べた時に感じる”おいしい”をお酒に当てはめると同じではないことに気づきます。
甘めのカクテルはまた別ですが、
ウイスキーのストレートやロックは食事の感覚でとらえると
「おいしくない、まずい」
だと思います。
でも好きな人は美味しいと思ってしまう。
表現的に同じ美味しいでも中身、質が違うのです。
ノースウエスタン大学の研究によるとコーヒーやお酒は摂取した時、
味覚遺伝子の変異よりも気分を変化させる遺伝子の方に影響を与え作用する
とのこと。
つまり、味そのものではなく、摂取した時に生じる気分の変化を好む。
だから飲む、わけです。
確かにコーヒーやお酒は少なくとも飲み始めの瞬間は気分が高揚し、コーヒーだと何だかやる気がおきたり、お酒だと気持ちが良くなったりし、プラスに作用します。
この時細かい味のことは気にしておらず、でも言葉、表現としてそれしか見当たらないので、、、
「おいしい~!」
となってしまうのでしょう。
本来避けるであろう苦みでさえも
また人は進化の過程において本来”苦み”は避けるべきものだったようです。
でも、気分を変化させる遺伝子に結びつけることを学習したことにより苦みも好むようになりました。
もちろん人によっては苦みが苦手な人もいます。
そんな人たちからすれば
「苦いけどおいしい!」
「苦いからおいしい!」
はよく分からないでしょう。
味そのものより、無意識のうちに気分の変化に重きをおいてる人はこういった表現をします。
”お酒は知識で味わうもの”の意味
おいしいと思うのは味そのものだけではない、に関してもう一点、
おいしいと思うのは何らかの快感が得られるからです。
この快感、大きく2つに分類されます。
その2つとは、、
・感覚的快希求性
・知的快希求性
です。
感覚的快希求性とは、、
感覚器官から得られる感覚的刺激による快感のこと。
いい匂いとか、甘くておいしい、辛くておいしいとか味そのものから得られる快感です。
知的快希求性とは、、
知識、信念、予期に基づいた快感のこと。
「30年熟成したウイスキー」というだけでおいしいだろうと思い、実際飲んでもみてもおいしいと思うパターンです。
この場合は前者の感覚的快希求性はさほど問題にはしません。
「お酒は知識で飲むもの」
という言葉がありますが、完全に知的快希求性のことです。
お酒は知っている方がよりおいしく感じるのは、それによって得られる快感そのものがあるからです。
まとめ
「食事のおいしいとお酒のおいしいには明確な違いがある」
でもそれがなんなのかなぁ~、と常々思っていましたが、その謎が少し解けました。
まだ何かあるのではと思っていますが。
お酒を飲めるようになりたいと思っている人にとって知的快希求性はなんらかしらのヒントになるのではと思います。
そのことに関してこのページよりは少~しだけ詳しく書いているので(テーマ、内容はちょっと違いますが)よかったら参考にしてみてください。⇩⇩⇩
自分の体質はアルコールに対してどのようなものなのか気になるところです。
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