虫歯になるお酒とならないお酒について【結論】糖と酸味には注意
こんにちはこんばんわ、かーりーです。
お酒好きには虫歯が多いそうで、、、
あまり意識はしていませんでしたが、そのようです。
虫歯になりやすいお酒、なりにくいお酒とはどういったものなのでしょうか?
結論から言うと、、
虫歯になりやすいお酒は、醸造酒、混成酒、
虫歯になりにくいお酒は蒸留酒、
です。
注意すべきは糖分と酸味。
今回はお酒と虫歯の関係についてです。
虫歯になる原因
まずはそもそもなぜ虫歯になるのか、そこから見ていきましょう。
虫歯になる原因はこんな感じ。
・口の中には多くの細菌がいる
・その中にいわゆる虫歯菌もいる
。虫歯菌は糖分を栄養に酸を作り出す
・この酸により歯に穴があく
・その穴に別の菌が入り込み虫歯になる
人の口の中には、多くの細菌が存在しています。
その中で虫歯はミュータンス菌、いわゆる虫歯菌が主な原因です。
この菌は歯の表面にいて糖分を栄養に酸を作り出します。
この酸により歯が溶けてしまい穴でもあこうものなら、また違った菌が住み着き虫歯になってしまうというメカニズムです。
ただし、一方的にやられっぱなしというわけでもありません。
歯は本来、酸には弱いですが、少しくらいやられても修復する機能が備わっています。
それは何かというとだ液です。
だ液には中和作用があり、同時に酸で溶けだした部分を修復するチカラもあります。
じゃあ虫歯になんてならないのでは、と思いますが、残念ながらそうはいきません。
口の中で虫歯菌とだ液のせめぎ合いは絶えず(歯がある以上一生)続いています。
虫歯菌が優勢になる瞬間はしょっしゅうあります。
糖分や酸味の多い物を必要以上に食したり、
ダラダラと食べる時間が長かったり、
間食が多かったり、
このようだと、だ液が間に合いません。
また、だ液の量や質にも個人差があり、その日の体調や気候によっても違います。
そして虫歯にならないようにするための毎日の歯磨き、、、
毎日してても虫歯になる時はなります。
容赦してはくれません。
何しろ菌が相手ですので、毎回歯磨きの度に除去するというのは難しいことなのかもしれません。
虫歯になりやすいお酒
このことから虫歯になりやすいお酒というのは、、
・糖分が多く含まれているお酒
・酸味の強いお酒
です。
お酒は大きく3つに分類できます。
醸造酒、蒸留酒、混成酒です。
詳しくはこちらで⇩⇩
その中で糖分が多く含まれているのが醸造酒と混成酒です。
醸造酒とは
醸造酒はワインやビール、日本酒などです。
ワインは原料がブドウなので糖分が多いのは想像つくと思います。
でもビールや日本酒の原料は麦や米といった穀物なので糖分が多いと言われてもピンとこないかもしれません。
しかしあることをしなければお酒にはなりません。
それが理由で糖分が多いものができ上がります。
それは糖化です。
お酒は糖分がなければお酒になりません。
詳しくはこちらで⇩⇩⇩
酵母菌が糖分を食べることでアルコールが発生するからです。
穀物はそもそも糖分を有していないのでデンプンを麹菌などを使って糖分のあるものに変えます。
そして発酵させることでお酒になります。
酵母菌が糖分を食べ、アルコールを発生させる、醸造酒はそれをそのまま飲みます。
全ての糖分を使ってアルコール発酵するわけではないので、出来上がったお酒に糖分は残ります。
よって醸造酒は糖分の多いお酒ということになります。
混成酒とは
混成酒は醸造酒や蒸留酒をベースに果実やスパイス、ハーブなどを配合したお酒全般のこと。
リキュールや梅酒といった果実酒、ベルモットなどです。
配合する物自体に甘みがあり(果実など)、甘いお酒に仕上がるというのも当然あります。
でも、それ以上に製造過程において多くの糖分(砂糖)が使われます。
ベースとなるお酒にその成分をより多く抽出するために、糖分を用いるのです。
自家製の梅酒を作る時、氷砂糖を使ったりしますが、これにより梅の成分がより多くしみ出してきます。
これと同じ理屈です。
なので混成酒は糖分の高いものばかりです。
(ハーブや薬草メインのリキュールでさえも)
あとリキュールベースのカクテルも当然糖分が高いものになります。
糖分の多いお酒は、、
・醸造酒
・混成酒
です。
酸味の強いお酒
あと、酸が歯を溶かすので酸味の強いお酒もあまりよろしくありません。
具体的には、、
・グレープフルーツやレモンなどの柑橘系
・黒酢
などです。
これらを使ったカクテルは要注意です。
虫歯になりにくいお酒
では虫歯になりにくいお酒はというと、言うまでもなく、、
・糖分のないお酒
です。
糖分のないお酒といえば蒸留酒です。
蒸留酒とは
蒸留酒は醸造酒を蒸留して造られるお酒のことです。
出来上がったものはアルコール度数の高いクリアなものになります。
糖分は蒸留しきれなかった方(お酒にならなかった方)に残るため、お酒自体にはほとんど糖分はありません。
ウイスキーや焼酎、ブランデー、ジンやウォッカなどです。
虫歯になりにくいお酒というのはこれらをロックや水割り、ソーダ割り(ハイボール)にしたものです。
ちなみにソーダ=炭酸、、、酸なので歯には良くないのでは?という疑問が出てくるかと思います。
確かに水よりは口の中が酸性にはなるでしょう。
でも、歯のエナメル質を溶かす程のものではないらしいので、個人的には気にする必要はないと思います。
あとはジンやウォッカなどの蒸留酒ベースで辛口のカクテルは糖分が少なく、虫歯になりにくいでしょう。
ジンリッキーやギムレットなどです。
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お酒と虫歯の関係で見落とされがちなこと
まとめると、、
虫歯になりやすいお酒は、
醸造酒、混成酒系の、
・ワイン
・ビール
・日本酒
・リキュール
・梅酒
・ベルモット
・リキュールベースや柑橘系を使ったカクテル
などです。
虫歯になりにくいお酒は、
蒸留酒系の、
・ウイスキー
・焼酎
・ブランデー
・ジン
・ウォッカ
・ラム
・テキーラ
・ハイボール
・蒸留酒ベースで辛口のカクテル
などです。
そしてもう1つ、意外にも見落とされがちというか、あまり意識しないことがあります。
お酒は他の食べ物や飲み物と違い、ついつい杯数が増えてしまいます。
つまりはより多くの量を摂取してしまう可能性があります。
1度に摂取する量が増えれば、当然虫歯のリスクは高まります。
虫歯になりやすいお酒のワインやビールなどはついつい杯数いっちゃうお酒の代表です。
リキュールベースのカクテルは飲みやすいものが多いですので注意が必要です。
お酒で虫歯にならないための予防法
以上のことを踏まえて、虫歯にならないための予防法です。
こんな感じです。
・虫歯になりやすいお酒、なりにくいお酒を知る
・飲んでいる量を意識する(適量を守る)
・虫歯になりにくいお酒の中で自分のお気に入りを見つける
・よく噛む事を意識してだ液の量を増やす
・しっかり歯を磨いてから寝る(寝落ちしない)
虫歯の治療後の飲酒はNG
虫歯の治療後、
「今日は激しい運動と入浴、お酒は控えて下さい」
と言われ、マジかーと思ったことがあります。
運動と入浴はまぁ、お酒もダメかーと(もちろん、守りますが、、、)。
クリーニングなどのメンテナンスだけなら問題ないです。
でも、麻酔を使ったり、削ったりするような治療をおこなった日の飲酒はNGです。
お酒を飲み血行が良くなると、再出血の可能性があるからです。
また痛み止めや抗生物質を処方され、飲んでる場合はもってのほかです。
お酒と薬の併用は絶対にやってはいけません。
湿疹が出るなどの副作用のリスクが考えられます。
詳しくはこちらの記事で⇩⇩⇩
まとめ
●虫歯になりやすいお酒醸造酒と混成酒。
●虫歯になりにくいお酒は蒸留酒。
●虫歯の原因は糖分と酸。柑橘系を使ったカクテルなども虫歯になりやすい。
●より多くのお酒を摂取してしまえばそれだけ虫歯になるリスクは高まる。
酒飲みに虫歯が多い一番の原因は、
適量以上飲んでしまうと歯も磨かずに寝落ちしてしまうこと、
ではないかと個人的には思います。
虫歯は一度なってしまうと完全には治らないそうです。
歯を虫歯のままほっとくと、ゆくゆく全身のあらゆる病気の原因になってしまいます。
歯ってそういうものらしいです。
お酒は適量を守り、しっかり歯~磨いて寝るようにしましょう。
自分の体質はアルコールに対してどのようなものなのか気になるところです。
自宅でカンタンに行える遺伝子検査キットなるものがあります。
これが一体どういったものなのか、気になったので試してみました。
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