男性と女性ではどちらがお酒に強い?付き合っていく上で知っておきたい事
こんにちはこんばんわ、かーりーです。
カップルや夫婦でお互いがお酒が好き同士だったり、
逆に飲まないもの同士だったらよいですが、
一方がお酒好きで一方が全く飲まないとなると時には不具合も生じるかと思います。
お酒に強いか弱いかは遺伝によるところが大きいです。
また味の好みなども人それぞれです。
もちろんそういったことは分かっているのでお酒好きな人は飲まないパートナーを見ても一定の理解は示すとは思います。
逆も然りです。
ただ時には、
「なんでこんなになるまで飲むの?」
とか
「なんでこんなに楽しくなるのに飲まないの?」
とか理解はできても納得できない場面に出くわす事もあるかと思います。
今回は男と女という観点からお酒に強いのはどちらなのか、
あるいは飲む人はなぜ何杯も飲んでしまうのか、
飲めない人はどのようにお酒やお酒の席を楽しめばいいのかなど、、
付き合っていく上で知っておきたい事です。
お酒に強い、弱いその違いとは
まずはお酒に強い人と弱い人の違いについてです。
結論はこうです。
アルコール分解能力ではなく、アセトアルデヒドの分解能力が高いかどうか
たいていお酒に強い人はアルコールを分解する能力が高く、弱い人は低いと思われがちですが、少し違います。
アルコールを分解する能力よりもアルコールを分解するときに発生してしまうアセトアルデヒドという有害物質を分解する能力が高いかどうかです。
要はお酒を飲んで生じるあの不快な症状(頭痛、吐き気、めまい、だるさ、記憶喪失など)があらわれやすいかどうかです。
その原因であるアセトアルデヒドを分解する酵素が活発であるかそうでないかが重要です。
詳しくはこちらの記事で⇩⇩⇩
この酵素が活発であるかどうかは遺伝子レベルですでに決まっています。
お酒に強い人は生まれつき強いし、弱い人は生まれつき弱いのです。
鍛えたら強くなる??
ここで1つ、
「鍛えたら強くなるのでは?」
という考えが浮かんでくると思います。
これは人によってですが、アルコールの分解が追いつかなくなってくるとそれを手助けしようと別の酵素が働くためです。
このことから鍛えたら強くなるというのは事実としてあるにはあります。
ただこの酵素(ミクロソームエタノール)、働けば働くほど活性酸素(がんや老化、脳細胞の破壊を誘発)が発生してしまうことが分かっています。
アルコール自体本来、体にとっては必要なものではありませんし、
もっと言うと毒なので、とっとと分解して排出したいわけです。
活性酸素発生のリスクをしょってでも早めに排出したい、緊急処置的なものと思われます。
鍛えて強くなろうとか、強くしようとか決して思わないことです、飲める飲めないは個性です。個性を強引に変えてはいけません。
なぜ何杯も飲んでしまうのか
なぜ何杯もお酒を飲んでしまうのか、全く飲まない人には理解、納得できないかもしれません。
アルコールは吸収されると肝臓に運ばれ分解されますが、飲んだもの全てを一度に分解できるわけではありません。
分解されなかったものは、一旦、血液によって全身を巡ります。
当然脳にも到達して「酔っぱらってるな」という意識になります。
脳内ではどういうことになっているかというと、まず報酬系の神経回路が活性化します。
おいしいものを食べたり、何か人にしてもらったり、目標を達成したりした時などに得られる快感というものがあります。
その部分が活性化されます。これにより何だか気持ち良くなります。
また本能的な部分(食欲、性欲、感情、衝動など)をつかさどる大脳の古い皮質も活発になり、精神が高揚し元気になります。
さらにはセロトニンという神経伝達物質の放出を促進、これにより不安や恐怖を抑制することができます。
とまあこのような効果がお酒を飲むだけで簡単に得られます。
お酒を飲む人が、というよりその脳が何杯もお酒を求めるわけです。
ここで注意しなければならないことはアルコールも依存性がある薬物の一種であるという事です。
快感を得るのが容易なほど依存しやすくなります。
また飲み続けていくうちに「耐性」というのができあがっていきます。
要はそれまでのお酒の量では同じ快感が得られないと感じるようになり、次第に飲む量が増えていきます。
そうなってくるとアルコール依存症の危険性もでてきます。
こうならないためにも脳のメカニズムを理解し、どんな時でも適量を守る、これを心掛けていきましょう。
男性と女性、お酒に強いのはどっち??
結論を言うと、、
お酒に強い方は男性
ですかね、どっちかつーと。
酔いの段階、程度と言うのは血液中に含まれるアルコール濃度がどうであるかで決まります。
血中アルコール濃度が濃ければより酔っているし、薄ければさほど酔っていないということです。
逆の言い方をすれば血液の量が多ければお酒に酔いにくいとも言えます。
同じ量のお酒を飲んでも血液の量が多ければ血中アルコール濃度は濃くなりません。
血液の量が多い=体の大きな人です。
スポーツ選手はお酒に強い人が多いですが、単純に体が大きいからです。
このことから男性と女性を比べたときに、一般的に男性の方が体が大きく、女性の方が体が小さいため男性の方がお酒に強いとされています。
また女性の方がアルコールにより短期記憶や注意力の部分で影響を受けやすい事も分かっています。
ただアルコールを分解する事に関しては女性の方が優れているそうです。
というのも肝臓の重量は男女間で差がありません。
そして女性の方が体内の水分量の割合が少ない分、肝臓の重量は女性の方が大きくなります。
要は一般的に女性の方が体が小さいわけですが、肝臓の大きさは男性と変わらりません。
なので、アルコールの分解、処理自体は早いということです。
だからと言って女性の方がお酒の酔いから覚めるのが早いというわけではないようです。
脳への影響も男性よりも受けやすいからです。
あくまでも一般的にですが、、
男性の方がお酒に強くお酒の影響を受けにい。
女性の方かお酒に弱く影響を受けやす。
ただし、女性の方がアルコールの分解、処理に関しては優れているということが言えます。
もちろん例外はいくらでも存在します。
単純に男性と女性でザックリ見た時に、ということです。
お酒は1つのアイテムにすぎない
「飲みに行く」とか「飲みの席」といった表現をするので仕方ないかもしれません。
どうも”お酒メイン”になってしまっています。
お酒好きな人なら当然だと思うし気にならないと思います。
でも、弱い人や飲めない人からすればその表現だけで何となく気が重いわけです。
個人的にはお酒はメインではなく、その場を楽しむ1つのアイテムにすぎないと考えています。
お酒メインと思うと気が重いですが、楽しむ方法は他にもいろいろあります。
詳しくはこちらで⇩⇩⇩
お酒はその場を楽しむ1つのアイテムにすぎない。
この考えはお酒を好きな人も持った方がいいと思っています。
というのもお酒だけにフォーカスしてしまうと適量はゆうに超えてしまうでしょう。
それに場の空気も読めなくなってしまいます。
また弱い人や飲めない人への配慮もなくなってしまいます。
場の雰囲気はみんなで作り上げていくものです。
楽しくその場を過ごす、これが一番。
楽しむ方法はいろいろあります。
お酒に興味を持つには
お酒好きな人からしたら
「パートナーも飲める人がいいな」
というのが正直なところだと思います。
まあ飲めなくてもその場に付き合ってくれて一緒に楽しめればと思います。
そして飲まなくてもいいので少しでもお酒に興味を持ってくれたら、それだけでお酒好きとしては嬉しいわけです。
「このラベル可愛い」
とか
「変な瓶の形だね」とか。
”おいしい”と思う動機は2つに区別できるそうです。
その2つとは、、
・感覚的快希求性
・知的快希求性
感覚的快希求性とは
感覚器官から得られる感覚刺激による快感のこと。
つまりはいい匂いとか、甘くておいしいとか、辛くておいしいとか、そのものの味が好きでおいしいというもの。
知的快希求性とは
知識、信念、予期の基づいた快感のこと。
つまりは「30年熟成のウイスキー」というだけでおいしいであろうと思うし、実際飲んでみておいしいと言う場合。
味そのものは前者ほどは問題にしないというものです。
食べ物やソフトドリンクなどは感覚的希求性が主だと思います。
お酒に関しては感覚的快希求性も大事ですがモノによっては知的快希求性も大いに関わってきます。
飲む人、飲むお酒によっては知的快希求性のみのパターンもあるでしょう。
「お酒は知識で飲むもの」という言葉があるくらいです。
何が言いたいかというと、、
お酒を好きな人はそのお酒にまつわる歴史や背景、物語をもってしておいしい、好きだと言っている部分もある
(全ての酒飲みがそうであるとは言い切れませんが)
なのでこの知識的なところで興味を持ってくれたらじゅうぶん嬉しいわけです。
そしてお酒を飲まなくとも何かしら興味が湧いたら調べてみることで
「へぇーおもしろい!」
となり、更には
「ちょっと飲んでみようかな」
となるかもしれません。
共通の知識があると話題にも事欠かなくなります。
まとめ
●飲める飲めないは個性。鍛えて強くなろうとは決して思わない事。
●簡単に快楽を得られてしまうお酒。それだけに依存性も高い。
●一般的に男性の方がお酒に強いが、アルコールを分解する能力は女性の方が高い。
●お酒はその場を楽しむためのアイテムの1つにすぎない。
●お酒は味ではなく、知識で飲んでいる事もある。
飲めない人にしてみればベロンベロンになるまで飲む人の感覚が分からないと思います。
ましてやそれが男女の関係となると、、、。
本当の意味での理解というのは時間がかかると思います。
でもお酒の知識を少しでも共有できれば、時には起こる不具合も緩和されるのではないでしょうか?
今回の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。
自分の体質はアルコールに対してどのようなものなのか気になるところです。
自宅でカンタンに行える遺伝子検査キットなるものがあります。
これが一体どういったものなのか、気になったので試してみました。
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