ワインは認知症予防になる!?その理由と正しい飲み方
ワイン(正確には赤ワイン)は、
「認知症に効果がある」
というのは前々から指摘されていることですが、このほど、大阪大学の最新研究でワインを飲むお年寄りの方が、飲まないお年寄りに比べて認知機能が高い可能性があるとの発表がありました。
ワインの体への効能はいろいろありますが、今回は認知症予防になるとされる理由と正しい飲み方です。
ワインを好むお年寄りは
76~86歳の高齢者1217人の飲酒習慣や認知機能を調査したところワインを習慣的に飲んでいる人(うち67人)の方が認知機能が高かったそうです。
また、ワイン以外のお酒だと主に何を飲んでも認知機能に差はなかったとのこと。
どういうことかというと、ワインだけが突出して認知機能によりよい効果をもたらすということです。
よく耳にするポリフェノールとは
ワイン、健康、といって思いつくのがポリフェノールという物質でしょう。
このポリフェノールを簡単に説明すると、、、
人は生きていく中で、生活習慣病や老化などを引き起こす活性酸素といものを発生してしまいます。
強力なものになると自力では除去できなくなるので、食品から活性酸素に対抗する物質を取り入れます。
その対抗物質こそが赤ワインに多く含まれているポリフェノールです。
生活習慣病や老化の原因となる活性酸素に対抗してくれるわけです。
赤ワインが健康によいとされているゆえんです。
認知症にも効果がある理由
認知症にも効果があるとされる理由も、やっぱりポリフェノールです。
ポリフェノールの一種である、
リスベラトロールという物質が記憶力の回復や認知症予防に効果がある
というのです。
外界から入ってきた刺激(情報など)を伝達する酵素(MAPキナーゼ)を活性化する働きがリスベラトロールにはあるのではと考えられています。
身の回りで起こる事に対して敏感になり注意力や記憶力の維持につながり、結果、認知症予防になるということでしょう。
あくまでも適量を守ること
健康に良いからといって、例えばワインが苦手なのに無理して飲む、これはよくありません。
かえってワインを飲むことがストレスとなって体に害を及ぼすだけです。
ここで1つ注意したいのが、
健康によいのはポリフェノールであって赤ワインではない
ということです。
赤ワインはポリフェノールを多く含んでいるので
赤ワイン=健康、、
という図式になりがちですが、ポリフェノールを多く含んでいる食品は他にもあります。
ポリフェノールを摂りたいのであればそちらにも目を向けるべきでしょう。
ワインはゆうてもお酒です。
適量以上飲んでしまうとアルコールによる弊害が生まれ健康を損ないます。
まとめ
これは体にいい、あれは体にいいという情報はいろいろあるとは思いますが、鵜呑みにしないことです。
というのも情報自体は正しく、その部分だけ切り取ればそうかも知れないけど、
「全体的に見たらどうなの?」
というものがやたら多い気がするからです。
じゃあたくさん摂取したらいいの?
でもそれだと別の弊害が、、、
なのに別の弊害のことはあまり言わない、、
みたいな。
お酒が一番その典型でしょう。
知識としていろいろ知っておくのは大事ですが、いざ飲むとなったら適量しか飲めないわけです。
(あえて”しか”と言いましたが)
お酒にまつわる健康にいいという情報は、適量の範囲内というのが大前提です。
ここだけはお間違えのないようにって感じです。
自分の体質はアルコールに対してどのようなものなのか気になるところです。
自宅でカンタンに行える遺伝子検査キットなるものがあります。
これが一体どういったものなのか、気になったので試してみました。
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