ワインで健康に!その驚くべき効果とは
こんにちわこんばんわ、かーりーです。
「ワインは健康にいい!」
とよく言われます。
”酒は百薬の長”という言葉や、適度な飲酒は死亡率を低くするデータがあるなど、お酒は適量さえ守れば基本、健康には良いようです。
その中でもとりわけ、ワインについては特に健康に良いとされています。
今回は、ワインの何が健康によいのか、具体的にみていきたいと思います。
ワインが健康にいいと言われる理由
ワインは健康にいい!というと一番に思い浮かぶのがポリフェノールです。
特に赤ワインはこのポリフェノールが豊富に含まれています。
具体的にどういった効果があるのかというと、、、
・活性酸素の除去
・アンチエイジング
・記憶力の回復
活性酸素の除去
人は生きていく中で、呼吸やエネルギー代謝を繰り返します。
そうすることで活性酸素というものが発生します。
活性酸素とは、普通の酸素より反応性の高い酸素です。
活性酸素は、DNA、タンパク質、脂質、糖質などの成分と反応すると障害を与えてしまい、生活習慣病や老化などを引き起こします。
ある程度なら体内だけで消去できますが、強力なもの(紫外線など)は、自力では消去できないそうです。
そこで体は、強力な活性酸素を消去してくれる物質を含む食品をとることで、対抗しています。
そういった食品は様々ありますが、
赤ワインは、対抗物質であるポリフェノールを多く含んでいる
ちなみに、なぜジュースではなくワインかというとアルコールが有効成分を引き出してくれるからです。
ポリフェノールは植物自身が紫外線などの活性酸素から守るために作り出した物質です。
とりわけ赤ワインはブドウの皮や種子を一緒に絞って作られるため、より多くのポリフェノールが含まれています。
(ちなみに白ワインは果皮や種子を取り除き、ジュースにしてから発酵するため、赤ワインほど、ポリフェノールは含まれない)
品種としてはカベルネソーヴィニヨンという品種がより多くのポリフェノールを含んでいます。
長期熟成型で、酸もタンニンも豊富なフルボディタイプの品種です。
世界中で栽培されているポピュラーな品種なので、簡単に手に入りますし、一度は飲んだことがあるのではないでしょうか?
またポリフェノールは熱に強く、加熱しても成分は壊れません。
なので、赤ワインを使用した料理からでもポリフェノールは摂取できます。
アンチエイジング
ポリフェノールが活性酸素を除去すると細胞の再生可能回数が増えるそうです。
要するに細胞分裂の回数が増えるということはそれだけ細胞が新しく更新されます。
また抗酸化作用により、シミやしわの予防になります。
そして、赤ワインの持つ血管を拡張させる作用で血流が良くなり、老廃物を流す働きもあります。
記憶力の回復
ポリフェノールの一種である、リスベラトロールという物質。
この物質は記憶力の回復や認知症、アルツハイマー病を予防する働きがあるそうです。
脳の海馬細胞(短期、中期の記憶を保管する場所)は活性化、又は増加するそうで、青魚などに含まれるドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸と一緒に摂取すると、効果が期待できます。
このようにポリフェノールには健康に関する様々な効果が期待できます。
製法の違いで白ワインより赤ワインの方が、より多くのポリフェノールを含んでいます。
となると飲むなら赤ワインかな?と思ってしまいますが、、、。
一方で白ワインは?
ポリフェノールはブドウの果皮や種子により多く含まれています。
白ワインは赤ワインと比べるとポリフェノールの量は半分とかそれ以下だそうです。
赤ワインは果皮や種子ごと発酵させ、白ワインは果皮や種子を取り除きジュースにした状態で発酵させます。
その違いによるものです。
ただこの白ワイン、ポリフェノールの量は少ないですが、分子量が小さいため、体に吸収されやすいという特徴があります。
また樽で熟成した白ワインは樽に含まれているポリフェノールがワインに移ります。
樽熟成した白ワインなら、そうでないものと比べてより多くのポリフェノールを含んでいます。
とはいえポリフェノールの効果を期待したいのであればやはり赤ワインです。
白ワインが赤ワインよりも優れている点は、
殺菌力が高い
ということがあげられます。
生ものを食べる際、白ワインを一緒に飲むと口の中で殺菌するため、食中毒になりにくいそうです。
白ワインには鮮魚や生ガキがよく合うとされています。
味覚的な部分もさることながら、この殺菌力の高さも決して無縁ではないでしょう。
フレンチパラドックスについて
90年代はじめ、『フレンチパラドックス』なる論文が発表されました。
「フランス人はバターや肉などの動物性脂肪の摂取が多いのに心疾患による死亡率は低い」
というもので、他のヨーロッパ人との違いはワインの消費量の多さで、その関連性が調査されました。
そのことがメディアに取り上げられるやいなや、一気にワインブームに火が付きました。
それから25年以上経った今では、このフレンチパラドックスに関する様々な異論や見解があるようです。
こんな感じ⇩⇩⇩
・心疾患による死亡率低下は、他のお酒でも見られる
・乳製品由来の脂肪酸には心疾患のリスクはない
専門家でさえ、いろいろと意見が分かれています。
どうあれ、ワインが健康にいいというのは事実です。
今でもフランス人は一日平均、グラス1杯程のワインはたしなんでいるそうです。
お酒の持つ本当に体にいい効果とは、、
飲むとリラックスできたり、
ストレスフリーになれたり、、
数値化などできない部分にあると考えています。
一日の終わりに食事と一緒に楽しむワイン。
もちろん適量の範囲内で。
これが病気を引き寄せない一番の要因ではないかと思います。
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酸化防止剤について
市場に流通している多くのワインの裏ラベルには「酸化防止剤(亜硫酸塩)」という表記があります。
無添加ワインやオーガニックワインの登場で酸化防止剤が入っていると体にはよくないんじゃないかと思ってしまいます。
見た目的にも全部漢字なので体に悪そうです。
無添加ワインやオーガニックワインが登場してきても酸化防止剤は使われ続けている、一体なぜか?
調べていくと酸化防止剤はワイン造りにおいて重要な役割を担っていることが分かりました。
こんな感じです⇩⇩⇩
・酸化を防止してくれる
・ワイン酵母以外の菌を殺菌してくれる
・発酵をおさえたり、酸を残したりする
酸化を防止してくれる
文字通り酸化を防止してくれます。
ワインは酸素に触れると様々な反応を起こします。
度を越えると酸味の強すぎるバランスの悪い物になってしまいます。
それを防いでくれます。
ワイン酵母以外の菌を殺菌してくれる
ブドウの果皮には多くの雑菌が付着しています。
ワインにとってはあまりよろしくない菌もあります。
発酵を止めてしまう菌や、
不快なニオイの原因となる菌など。
酸化防止剤にはそれらの菌を殺菌したり増殖を抑える効果があり、ワインを正しい発酵へ導いてくれます。
発酵をおさえたり、酸を残したりする
長期熟成型の赤ワインの多くがマロラクティック発酵という発酵を行います。
この発酵を行うことでリンゴ酸が乳酸に変わり、味がまろやかになります。
また品質も安定します。
ただこの発酵が進み、まろやかになりすぎる場合があります。
そんな時は酸化防止剤を加え、発酵を抑えたり、酸を残したりします。
このように、ワインの品質の向上や安定化のためには欠かせないのが酸化防止剤です。
使用できる上限はきまっていて日本だと350mg/lです。
この量でどれぐらいのワインを飲めば人体に害をおよぼすかというと、、
毎日フルボトル15本を1~2年飲み続けた場合
だそうです。
1日15本を毎日て!
酸化防止剤の心配をする前に、肝臓がやられてしまいます。
また、フランスやイタリアのワインには酸化防止剤の表示義務は特にありません。
使用するのは自然で当たり前な感覚なのでしょう。
この酸化防止剤、適量の範囲内でワインを楽しむ程度なら特に気にする必要はないでしょう。
健康のためワインを飲めるようになりたい人へ
適量の範囲内ならお酒は健康に良いとされています。
(病気によっては全く飲まない方がよいものも当然あり、一概には言えませんが基本的には)
その中でもワインの効果はかなり大きいと言えます。
なのでお酒自体苦手で弱いけど健康目的で飲めるようになりたいと思う人もいるかと思います。
何度か飲んでいくうちに自然と好きになっていくのなら一番良いです。
でも、どんなに試しても一向においしいと思えない、好きになれないというのであれば無理をしないことです。
いくら健康のためとはいえ、飲んでストレスを感じるのなら、もはや逆効果です。
お酒が好きな人はお酒をおいしいと思って飲んでいます。
先ほども少し触れましたがお酒の一番の効果はリラックスできたり、ストレスフリーになれることです。
お酒が弱かったり苦手な人は、お酒を飲まないことが一番健康に良い
です。
ポリフェノールを多く含む食品は何もワインだけではありません。
それらを食生活に取り入れ、楽しみながら健康に気を配れるようになれば最高だと思います。
まとめ
●赤ワインに含まれるポリフェノールは、健康にいい様々な効果が期待できる。
●白ワインは殺菌力は赤ワインよりも優れている。
●酸化防止剤はワイン造りには欠かせない。
●お酒が弱かったり、苦手な人はお酒を無理して飲まないことが一番の健康法。
●ポリフェノールを含む食品は何もワインだけではない。
ワインは健康にいい!
何となく知ってはいたけど改めて見てみるとやっぱりすごいなあと思います。
(主にポリフェノール)
とはいえお酒である以上適量の範囲内というのが大前提です。
ただお酒や健康に関する知識が備わってくると飲み方自体がいい方向に変わっていきます。
適量の範囲内で収まるようになっていきます。
まずは知ることが大事だと思います。
ぜひとも参考にして、健康に気を配りつつ自分なりのワインの楽しみ方を見つけてみて下さい。
自分の体質はアルコールに対してどのようなものなのか気になるところです。
自宅でカンタンに行える遺伝子検査キットなるものがあります。
これが一体どういったものなのか、気になったので試してみました。
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