ノンアルコールバーはこれから流行る?【結論】時間がかかる
2020年7月、六本木に日本初のノンアルコールバー「0%」がオープンしました。
お酒は一切ない新感覚ノンアルコールバー。
料理もヴィーガン対応ということで、健康的。
コンセプトは「宇宙にできた最初のバー」ということで店内もそんな感じ。
ぜひ行ってみたい!
で、これからこういったノンアルコールバーは増えていくと思うのですが、果たした流行るのか??
僕なりに考察してみました。
ノンアルコールバー、流行る可能性はある!
お酒を一切出さないノンアルコールバー、海外では割と普通に流行っているようです。
(主にネットの情報ですが、、)
そういえば以前、こんな記事も書きました。
では、日本ではどうなのか?
結論を言うと流行る可能性じゅうぶんあると思います。
その理由は、、
・ノンアルコール市場はまだまだ開拓の余地がある
・世界的に健康志向の流れ
・企業も「健康意識」が高まっている
・個々の価値観が認められる、そんな時代になりつつある
ノンアルコール市場はまだまだ開拓の余地がある
ざっくりですが、体質的に日本人の半分くらいはお酒に弱い、飲めないです。
今のご時世ならおそらく、コンスタントにお酒を飲んでいる人のほうがマイノリティでしょう。
これまでノンアルコール市場は見過ごされてきましたが、実は相当の市場規模があります。
なんせ日本人の半分が、いや、半分以上が、なので。
詳しくはこちらで⇩⇩⇩
世界的に健康志向の流れ
海外でノンアルコールバーが流行っているように世界的に「健康志向」の流れにあります。
「お酒をやめたことで人生が充実してきた」といった”断酒のすすめ”的な記事も度々目にするようになりました。
「飲まない方がかっこいい、クール」みたいな感じになってきています。
企業も「健康意識」が高まっている
以前は、社内で良い人間関係を構築するために「飲みの席」は重要視されていました。
もっと言うと、
お酒が飲める=仕事ができる
みたいな感覚もありました。
もちろんこういった考えは間違いです。
少しずつですがあらゆる企業が「飲みの席とかない方が生産性あがるんじゃねぇ」と気づきはじめています。
そして、飲みの席は「パワハラ」「セクハラ」が起きやすい場でもあります。
これは企業にとって大変なリスクです。
こういったことから飲み会はあっても1次会だけ、とか、22時まで、とかになりつつあります。
また「健康経営」への取り組みもさかんになってきました。
従業員の健康維持、増進はコストではなく、投資です。
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個々の価値観が認められる、そんな時代になりつつある
ITの発達により誰でも簡単に情報を世界に発信できるようになりました。
一個人がです、すごいことです。
また、ありとあらゆる情報がこれまた簡単に手に入れることもできます。
これにより、趣味趣向も細分化しました。
要は多様になってきたわけです。
そしてそれを互いに認め合うという時代になってきました。
お酒に関しても「忘年会スルー」という言葉も出てきたりなんかして、、。
飲めないということは別に悪いことではないし、それを堂々と言えるようになってきたと思います。
流行るとは思うが時間がかかる
で、ノンアルコールバー、実際流行るんか!?、ですが、、
可能性はじゅうぶんにありますから流行るとは思います。
でも正直簡単ではないです。
時間がかかると思います。
そう思う理由はこちらです。
・メニュー開発が大変
・賞味期限が短い
・お客さんの意識改革が必要
メニュー開発が大変
ふつうのバーならメニュー作りは比較的簡単です。
人気のお酒はなんとなくでも分かるし、スタンダードなカクテルも豊富です。
他店と8~9割かぶりますが、そんなもんです。
ですが、ノンアルコールの場合、そういったノンアルコール飲料も少ないし、スタンダードカクテルも多くはありません。
ということは、みずからノンアルコールドリンクを開発しなければなりません。
これがなかなか大変です。
値段的にそれなりのものを出す必要があります。
(バーなら一杯1000円とか)
そうなると材料も鮮度のよい割と高級なものを調達してこなければなりません。
しかもみずからで。
要はシャーリーテンプルやシンデレラといったカクテルにちょっと毛が生えたようなものでは、お客さんは満足しないということです。
賞味期限が短い
お酒だと賞味期限が大変長く、それを気にする必要はほとんどありません。
でもノンアルコール飲料の場合、、、。
回転しなければ、下手すれば廃棄ということになってしまします。
この辺もうまくやりくりしていかなければなりません。
お客さんの意識改革が必要
「ノンアルコールがお酒と同じ、もしくはお酒より高いとか意味わからん」
という意識の人は多く存在しています。
一方でお酒が苦手でそれなりの金額でもおいしいノンアルコールを飲みたいと思っている人も一定数いるはずです。
苦労して開発したノンアルコールの価値をうまく伝えられるかどうかがカギになってきます。
これも簡単ではありません。
メニュー開発自体は楽しい部分もありますが、前例があまりなく、苦労すると思います。
努力が必要だし、成果が出るには一定期間、時間がかかるでしょう。
まとめ:僕がやるなら
冒頭で紹介した「0%」なら潤沢な資金としっかりしたコンセプト、ノウハウがあるので良いですが、いきなりノンアルコールバーオープンとなると正直厳しいでしょう。
もし、僕がノンアルコールバーをやるなら
・通常のバーでノンアルコールのメニューをめっちゃ増やす
・お客さんの反応を調査、研究する
というプロセスを踏んでからにします。
とにかく、、、
ノンアルコールバーでも流行る店はごく一部で、全国的に流行ってそして普通になっていくには、かなり時間がかかる
と思います。
僕自身、酒飲みですが、「0%」には行ってみたいなぁと思います。
そしてノンアルコールバーなるものが流行って、やがてそれぞれの街に1、2軒くらいずつノンアルコールバーがある、
みたいなふうになれば面白いのになと考えています。
果たしてどうなりますでしょうか?
チャンネルはそのままで。