お酒と薬の飲み合わせは危険!【結論】絶対に併用してはいけません
こんにちはこんばんわ、かーりーです。
風邪をひいたっぽい、、、
でもこのあと飲み会なんて時、
とりあえず薬は飲んどいて、みたいな経験ありませんか?
あと、どうせ胃の中で一緒になるんだからとビールで薬を飲む人、まれに見かけたります。
体には良くはないんだろうと何となく分かっていても、それが原因で体調が悪くなったこともないので特に気にしていない人がほとんどだと思います。
しかしです。
このお酒と薬を併用する行為は大変危険で場合によっては命にかかわります。
今回はお酒と薬の併用がなぜ危険なのか、その正しい知識と飲み方についてです。
お酒と薬が危険な理由
お酒と薬の併用は危険な理由は、こんな感じです。
・お酒と薬はどちらも肝臓で分解される
・両方あると肝臓に負担がかかる
・とりあえず、お酒の方が優先的に分解される
・薬は順番待ち
・薬はじゅうぶんに分解されない可能性が出てくる
・分解されないまま体内に吸収されてしまう
・こうなると薬効き目が強くあらわれてしまう
・薬の副作用が増幅する
体内に入ってきた栄養素などはそのままは使われません。
分解することによって体内に取り込まれやすくなりエネルギー源となります。
この一連の過程の事を代謝と言います。
代謝とは体に吸収されやすいように分解されエネルギー源なら使われるまで、不要なものなら排出されるまでのことです。
アルコールは分解され体外に排出、薬は分解されその成分が必要な体の部分に血液によって運ばれます。
お酒も薬も分解場所は肝臓なので両方が同時あると肝臓に負担がかかってしまいます。
また優先順位としてお酒から分解されます。
これはアルコールが体のとって不要なものと判断されいち早く体外に排出しようとするためです。
そうなると薬成分は順番待ち。
不必要に体に長く残ってしまい、最終的には分解されないまま血中に入ってしまうまう恐れがあります。
これは何を意味するかというと、満足に分解されないまま、体に取り込まれてしまいます。
ということは、より多くの薬を飲んだことと同じになってしまうようです。
これがアルコールによって薬が効きすぎるメカニズムです。
お酒と薬を併用してしまえば薬は効かなくなるのではとなんとなく思っていました。
でも、どうやら逆のようです。
薬が効きすぎると、その薬による副作用が増幅します。
病気や薬の種類によっては命に関わる重大な事態になりかねません。
薬による副作用を甘くみてはいけません。
実際、市販のかぜ薬の副作用による死亡例もあるようです。
体調を崩してしまい、病院へ行き、薬を処方してもらってる時はさすがにお酒を飲もうという人はあまりいないと思います。
しかしこれから飲み会、でもかぜ気味の場合、自己判断で市販のかぜ薬を飲んでしまう人は割と多いのではないでしょうか?
当然危険、やめた方がよいでしょう。
かぜ薬には脳をリラックスさせ、眠気を誘うような成分が入っており、お酒にも似たような作用があります。
これにより、よりいっそう眠くなったり、だるくなったりしてしまいます。
そしてかぜ薬には解熱鎮痛剤が入っています。
お酒と併用すると、胃が荒れる、腹痛、吐き気、動悸、失神などの恐れがあるそうです。
少しでも体調に異変を感じたら、飲み会は断り、お酒などは飲まずに安静にすることです。
お酒を飲み過ぎてると薬が効かない??
効きすぎるというケースは、お酒と薬を併用した時です。
アルコールを日頃から常飲している人はお酒と併用せず、正しく処方したとしても薬は効きにくくなるそうです。
お酒を常飲している人は、飲んでいないときでも肝臓の代謝酵素が活発になっています。
なので、薬を飲んだ時もその薬成分を代謝しすぎて(分解しすぎて)しまいます。
そうなると体内に取り込まれる薬成分は少なくなってしまうのです。
毎日飲むにしても適量以下なら問題ないと思いますが、それ以上の量を常飲しているようでは、いざという時薬が効かないという事態になってしまいます。
薬は水で飲まれる前提
言うまでもないと思いますが、、
薬は水で飲まれる前提でつくられている
そして肝臓で代謝されることが当然考慮されています。
処方するタイミングや時間帯はしっかりと守りましょう。
お酒で薬を飲むなんて、絶対にしてはいけません。
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アルコール消毒できればいいが、、、。
風邪のひき始めや少し体調が悪い時など、お酒を飲む人は
「アルコール消毒」
という言葉を持ち出し、風邪や体調不良など吹っ飛ばせ、と言わんばかりにいつもよりもお酒の量が増えたりします。
僕も20代の頃、
「なんか疲れがたまってんなー、」
って時にウイスキーのストレートをカッと飲んで仕事に向かったことがありました。
そうすると、疲れが吹っ飛んだ気になれました。
実際、お酒のチカラで風邪が治ったり、疲れが吹き飛んだりすれば、大変素晴らしいでしょうが、残念ながらそうではありません。
酔っ払ってごまかしてるだけに過ぎません。
アルコール消毒できればいいんですが、ますます悪化するだけです。
お酒の薬としての歴史
お酒自体は人類誕生以前に存在していたと言われます。
その昔、自然発酵され、アルコールが含まれた液体を人類がたまたま口にしたのが始まりです。
その後、その液体を意図的に造り出せるようになり、製造方法や製造技術が発展していきます。
昔は、というか割と最近までお酒は薬としての役割が強かったようです。
「酒は百薬の長」という言葉がありますが、これは中国の漢の時代の食貨志(しょくかし)という本に出てくるそうです。
お酒の効用が認められていたということです。
最初に造られたのはワインやビールの原型のような醸造酒でしたが、蒸留技術が生まれ、発達するとお酒にも適用されます。
この技術を使い、醸造酒を蒸留することで、アルコール度数の高いお酒に生まれ変わります。
アルコール分の含まれている液体が加熱することで一度なくなり(蒸発)、
冷却すると再び現れる、
しかもその再びの液体はアルコール度数の高いものになっている、
昔の人にしてみれば何とも不思議で神秘的だったと思います。
このアルコール度数の高いお酒に付けられた名前がラテン語でアクアビテ(=命の水)。
薬酒あつかいでした。
更に時代が下ると蒸留酒をベースに薬草や香草などが配合されるようになり、
より薬用効果のあるものが登場します。
またホワイトスピリッツの代表、ジンも植民地などで流行っていた熱病の特効薬として開発されました。
もちろん昔もお酒を楽しんだり、酔っ払うためのものだったりしたと思います。
でも、今よりずっと体に良いもの、あるいは薬用のニュアンスが強かったようです。
先ほど、
「アルコール消毒」
という言葉を持ち出して、具合があまりよくないにもかかわらず、お酒を飲む事を正当化しようとするのは、このような歴史が背景にあるからでしょうか?
まとめ
●お酒と薬を併用してしまうと薬成分が正しく分解されず、逆に効きすぎてしまう。
●そうなると薬の副作用が増幅してしまう。
●お酒を常飲していると肝臓の酵素活性が高くなっているため、薬を代謝しすぎてしまう。
●結果薬が満足に効かなくなってしまう。
●薬は水で飲む。
●お酒はその歴史を紐解けば、昔は薬としての役割が大きかった。
お酒と薬の併用は副作用を増幅してしまいます。
「かぜ薬くらいなら大丈夫かな」
という軽い気持ちが後で重大な事態になってしまう恐れがあります。
またお酒を常飲していると薬は効いてくれません。
お酒は適量の範囲内で、ここでも大変重要です。
「薬を飲む前後3時間はお酒は飲まないように」
といった明確に時間を示したものもあるようですが、体調が少しでも悪ければお酒は飲むべきではありません。
ましてや薬を飲まなければいけないくらいの体調の悪さならなおのことです。
お酒がおいしいかどうかは飲む側の体調しだいと言っても過言ではありません。
まずは体調を治す事に集中し、その後でおいしいお酒を飲みましょう!
自分の体質はアルコールに対してどのようなものなのか気になるところです。
自宅でカンタンに行える遺伝子検査キットなるものがあります。
これが一体どういったものなのか、気になったので試してみました。
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