初デート(?)での失敗談|体験談
飲みの席やデートなどで巻き起こした笑える失敗談を紹介しています。
雰囲気の良い一軒家のバーにて
あれは、当時気になっていた同級生と二人きりで、飲みに行った時です。
軽く食べながら、飲み、語り……何となくいい雰囲気。
これをきっかけに距離が縮まり、交際に進展するかも?
そんな、嬉し恥ずかしい飲みでした。
まさか、いきなりホテルに誘われることは無いでしょうけど。
彼が教えてくれた、雰囲気の良い一軒家のバー。
当時の私には大人っぽくて、少し敷居が高い印象でした。
おつまみのカナッペやサラダ、パスタが美味しくて、「呑みより食べ」の私は、パクパク食べていました。
実は私は、それまで思い切りお酒を呑んだことがなく、自分がどの程度呑めるのか、よく分かっていませんでした。
ただ乾杯などでビールを一杯呑むと、すぐ顔が赤くなり、胸がドキドキして……
親が下戸なのもあり、弱いのだろうと漠然と思っていました。
その日はビールではなく、甘いカクテルを続けて呑みました。
見た目がキレイだし、お子さま舌の私にも美味しく感じたからです。
少し背伸びしてみたい気がして、普段と違い、ソフトドリンクは頼みませんでした。
具体的には、カシスオレンジ、カシスフィズ、カルアミルクだったように覚えています。
それぞれ一杯ずつ、全部で三杯。
呑むうちに顔が熱くなり、意識がふわふわしてきました。
気分も悪くならず、何となく愉快な気持ちに。
「自分は、カクテルならば意外とイケるのかもしれない」
と、自信を持ちかけたほどです。
話が弾み、気がつけばもう、終電間近の時間に。
慌ててお会計をし(学生なので割り勘です)、電車に乗りました。
電車に揺られてるうちに、、、
しかし、時間差でお酒が効いていました。
満員電車に揺られているうちに、気分が悪くなってきたのです。
暑さと揺れも、関係していたかもしれません。
更に、目の前が砂嵐のように暗くなり、音が遠くなっていきました。
「まずい、吐くことだけはしたくない!」
汗もダラダラ流れてきました。彼も心配してくれて、一度途中下車。
ホームで休んだら少しマシになったので慌てて、やって来た終電に飛び乗りました。
良い雰囲気どころか、迷惑をかけてしまった、苦い思い出です。
そのせいか、結局交際には至らず……。
それ以来、私は自分が酒に弱いことを自覚し、調子に乗って呑まないように気をつけるようになりました。