この胸の高鳴りは?ドキドキの正体|体験談
飲み会やデートなどで巻き起こしたお酒にまつわる笑える失敗談を紹介しています。
職場の店長と何だかいい雰囲気に
私が、30代の時に勤めていた時の話になります。
当時、私は夕方から夜の12時頃までの接客業の仕事をしていました。
職場は、アットホームな居酒屋だったので、私よりも年下の学生やバイトの子達と楽しく仕事をしていました。
私は、既婚者で子供も居たので、頼りになるお姉さんみたいな存在でした。
店長は私と同世代だったので、気も合い、バイトの子達の悩み相談を相談されたり、二人で仕事終わりに食事に行ったりと、結構友達みたいに仲良くしていました。
ある日、仕事が終わった後、店長とバイトの子達と私とで一緒に食事に行く事になりました。
5人位で、ワイワイと他のお店で食事をしながら、生ビールを飲んでいました。
その日は、たまたま私の誕生日で、店長はその事に気付いていて、プチ誕生日会を開いてくれました。
私はそれまで、そんな事をしてくれる職場にいた経験はなかったので、嬉しくて仕方ありませんでした。
皆で食事をしながら、私は、生ビールを何杯か飲んでしまって、ほどよく酔っていました。
ひととおり食事が済むと、1人そしてまた1人とバイトの子達は帰って行き、最後は、店長と私の二人きりになってしまいました。
今まで、店長とは友達みたいな感じだったのですが、その日は何だかちょっぴり、違うふうに映ってしまって、、、。
すると、妙に緊張してしまい、無口になりかけるのを、必死に店長に悟られまいと、やたらベラベラと話をしてしまいました。
その後、私は、何故かワインを注文して飲んだのですが、あまりの美味しさに呑み続けてしまいました。
店長も珍しく酔っていたので、妙な雰囲気になり始め、
(このままだと、浮気に発展しちゃうかも!?ヤバイなぁ~、まずいなぁ~)
と、勝手に思ってしまい、ドキドキする気持ちを抑えながら、呑んでいました。
気付くとワインは2本カラになっていました。
判明したドキドキの正体
お開きにしようという事になり、頭はしっかりしていたつもりが、足が思う様に動かず、店長に支えられながらお店を出ました。
そのお店は地下にあったため、お店を出た後、細い階段を上がらなければなりません。
私も店長も相当酔っていたので、階段の途中で足を踏み外し、二人で階段から転げ落ちてしまいました。
お店の人が慌てて飛び出して来たので、私は笑って誤魔化しました。
すると店長がボソッっと一言。
「○○さん、重いから早く退いてよ。」
(えぇ~。私に気があったんじゃないの~!?)
一瞬酔いがさめ、またまた笑って誤魔化つつ、すくっと立ち上がりました。
幸いケガはありませんでした。
次の日の朝の太陽はやけに眩しく、、、
(あのドキドキはおそらく、単にお酒を飲み過ぎたせいよね)
当然2日酔い(どころか3日酔い!?)で体調不良だったことは言うまでもありません、、、。
結果程々のお酒が一番良いですよねぇ。