おいしいビールはキレイなジョッキで!|体験談
飲み方あれこれ!
お酒大好きな方のおすすめ&こだわりの飲み方を紹介しています。
きれいなジョッキで
こんにちはお酒大好き、一年365日毎日欠かさず飲んでいる中年サラリーマンです。
酒とそのこだわり、それでは長い付き合いとなったビールについてです。
子供の頃、風呂上りに冷蔵庫でつめたく冷やしたビールを一息に飲んでいた父の姿がまだ目に浮かびます。
「こんな苦いものがなんで飲めるのだろう」
そんな目で見ていたことも、よく覚えています。
しかし中学校に上がる頃には、
「僕も大人になればやがて美味しいと感じるようになるのだろうか」
そして卒業する頃には、
「僕も早くビールを美味しく飲めるようになりたい!」
などと、およそ中学生らしからぬ夢を抱くようになっていたのです。
自宅の冷蔵庫の中にはいつもキリンが数本並んでいました。
茶色の瓶のラベルには麒麟が描かれています。
あのデザインは今でも好きです。
栓を抜いた時の「ポンッ」という心地よい音、
見るからに爽快なはじける琥珀色と白い泡、
「なんておいしそうなんだ」
子供心に訴えるものがあったのだと思います。
今ではオッサンとなりましたが、もちろん毎日ビールは欠かせません。
こだわりは、
「キレイなジョッキ」
でしょうか。
至福の時間を過ごすための「洗浄」
僕の社会人生活のスタートは業務用の厨房機器の営業マンからでした。
メイン商品は製氷機や冷蔵庫、そしてお得意さんは飲食店。あの頃はまだ駅前に喫茶店があった時代でした。
水商売相手に飛び込みセールスの毎日です。
午前中は喫茶店にレストラン、そして午後遅くになると飲み屋さんがメインです。
毎年春先になるとビールサーバーがよく売れ毎日のように取付と試運転、操作説明を行っていました。
僕はその仕事を通してビールをおいしく注ぐにはコツがあることを学んだのです。
コツと言ってもたいしたことはありません、「洗浄」です。
ビールを適温に冷やすこと。
またサーバーに取り付ける炭酸ガスボンベのガス圧の調整も大事ですが、
ジョッキをキレイに洗うこと。
そして営業が終わったら樽から抽出コックまでビールの通る管に水を通し、こびりついたビールのアカを洗い流すこと。
この掃除と洗浄こそ、おいしくビールを注ぐ一番のポイントです。
だだ多くの飲み屋さんはジョッキはもちろん洗いますが、サーバーの管など洗いません。
しかし本当に見事なまでに徹底されてるようなお店もあります。
酒はビール、こだわりはキレイなジョッキ。
これは自宅で飲むときも同じ、ジョッキは数種類用意されています。
専用のスポンジでよく洗い、そしてしっかり水を切ります。
冷やしたりする必要はありません。
そして適温に冷やしたビールをゆっくり注ぐ、まさに至福の時間ですね。
きれいなジョッキには泡の跡が輪になって残ります、これが後味のよさを引き立てるのです。
お酒にはいろいろな楽しみかたがあるものです。
一品のつまみに凝ってみるのもいいでしょう。
何かを発見したければ酒場に足を運ぶこと。
そして多くの方と楽しく酌み交わすこと。
そこから自分なりの楽しみ方が見つかるはずです!