生青汁とお酒、本当に合うのか検証してみた
お酒が体に100%良いものだったらどんなに素晴らしいだろうと思ったことがあります。
もちろん、実際はそんなことはありません。
適量の範囲内でおさめなければなりません。
それは大前提なのですが、ある時ネットでいろいろと見ていると、このような文字が目にとまりました。
「お酒によく合うように仕上げた緑茶」
「ほうじ茶の絶妙なブレンド」
「生青汁」
「PRONTにも認められ、、、」
そして下の方にいくと、生青汁ハイや生青汁モヒートなるもののレシピが、、、。
青汁と言えは、健康食品の代表みたいなもので、お酒とともに語られることなかったと思います。
それがお酒と合わすこと前提でつくられた青汁があるなんて!
とはいえ、元バーテンダーとしては生青汁カクテルの味というのもが大変気になるわけです。
そこで今回はこの生青汁の公式サイトにある生青汁カクテルをレシピどおり実際つくり、おいしいかどうか検証してみました。
何が”生”なのか
この生青汁の特徴として”生”というのがあります。
はじめに、何が生なのかを説明しておきます。
「生きた乳酸菌と酵素が入っている」
これが生の由来だそうです。
乳酸菌は加工の途中で大半が死滅してしまいます。
また酵素も熱に弱く、加熱すると失われてしまいます。
この生青汁は低温でゆっくり加熱するという製法なので、乳酸菌と酵素どちらも生きたまま加工できるそうです。
生きた乳酸菌でないと
ではなぜ乳酸菌は生きたままの方がよいのか、ということですが、生きたまま乳酸菌が腸に届けば腸内環境を整えてくれます。
青汁そのものにはビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。
ただどんなに栄養素が豊富でも体にしっかりと吸収されなければ意味がありません。
それこそ腸内環境が整っていないと吸収されないまま、体外に排出されます。
ただ豊富な栄養素が体の中を通過しただけになります。
この生青汁は、
生きた乳酸菌が入っていますので、腸内環境を整えつつ、青汁が持つ豊富な栄養素を吸収できる
こんな具合です。
酵素が不足してしまうと
酵素は体に入ってきた栄養素を分解し、体に取り込みやすくする働きがあります。
酵素が不足してくると栄養素がスムーズに分解、吸収されません。
要は、代謝が悪くなります。
(※代謝=体内に取り込まれた栄養素を分解し、エネルギー源に変えること)
そうなると体の様々な機能が低下します。
その機能とは、、、
・体の悪い部分や傷ついた箇所を修復する機能
・病気を予防し、疲労回復を行う機能
・体に侵入してきた有害物質を排出する機能
などです。
逆に酵素をしっかり摂取し、体が代謝のよい状態ならこれらの機能は向上しますので、健康的になれます。
また代謝が良いとニキビや肌荒れのトラブル防止になるそうです。
体内でつくられる酵素の量というのは限られており、また年齢を重ねるごとにその量は減っていくそうです。
それを補うべく青汁を、ということなのですが、ほとんどの青汁はこの酵素が含まれていないそうです。
ただこの生青汁に関しては低温で加工しており、酵素が壊されずに、生きたままで入っています。
よって酵素不足も解消できるというわけです。
実際、カクテルをつくってみた
公式サイトには、
”緑茶とほうじ茶を絶妙なバランスで配合することで苦みや青くささをなくし、さらにお酒に混ぜた時にとても美味しくなるように仕上げました”
とあります。
緑茶やウーロン茶と合わす感覚なのかなと想像します。
味の検証なのでひとまず、サンプルお試し購入500円(税抜/送料無料)というのがあったのでこちらを公式サイトから購入しました。
6包入りです。
注文して2日後に届きました。
公式サイトはこちら⇩⇩⇩
基本的な飲み方は、
150cc程度の水、もしくはぬるま湯に1包入れてよくかき混ぜて飲む。
多少の微調整をしつつ、レシピ通り5つのカクテルを作ってみました。
生青汁ビール
●水で溶いた生青汁(1包)・・・1/3
●ビール・・・2/3
生青汁焼酎ハイボール
●生青汁・・・1包
●麦焼酎・・・45ml
●ソーダ・・・90ml~120ml
生青汁ハイボール
●生青汁・・・1包
●ウイスキー・・・45ml
●ソーダ・・・90ml~120ml
●カットレモン・・・1/8コ
生青汁モヒート
●生青汁・・・1包
●ラム・・・30ml
●ソーダ・・・60ml~90ml
●シロップ・・・1tsp
●ライム・・・1/8コ
(※なかったのでレモンで代用)
グリーンアップルクイーン
●生青汁・・・1包
●ラム・・・30ml
●アップルジュース・・・90ml~120ml
●レモン・・・1/8コ
飲んでみた感想
まずは水で溶く基本的な飲み方の感想ですが、
香りはほのかな柔らい抹茶の香り、味そのものはあまり感じず、最後に微かに苦みが残るといった感じでした。
お酒と合わせると、なんですが、、、
全体的に言えることは、生青汁自体は甘苦いような気がしました。
それを踏まえて一番おいしかったのは、グリーンアップルクイーンでした。
アップルジュース自体、オレンジジュースやグレープフルーツジュースと比べるとカクテルにおいて使われる頻度は少ないですが、酸味が少ない分お酒には合わせやすいと思います。
また生青汁はソフトドリンクアップのカクテルなら割と何でも合うのではないかと思いました。
次においしかったと思うのは生青汁ビールです。
ビールの苦みと生青汁の苦みが合わさり、そして抹茶の風味がアクセントとなり、なかなかいい感じでした。
ただ甘さも加わわった気がして何杯も飲めそうではなかったです。
好き嫌いが別れそうではありますがハマる人はけっこういると思います。
生青汁焼酎ハイボールと生青汁ハイボールは正直あまり好きではありませんでした。
普通に飲んだほうがいいなと。
変に甘さが加わり、たるさが出てバランスを欠いてしまった印象です。
中途半端な甘さは悪酔いを招くと考えています。
飲むならレシピよりも多くレモンを絞った方が良いと思います。
生青汁自体は、さすがにお酒と合わす事前提でつくられただけの事はあっていい風味、アクセントづけになるなと思いました。
ただこれはカクテルを作る際全てに言えることですが、相性というものがあります。
今回の場合で言うソフトドリンクとビールが相性が良いと思いました。
これはあくまでも個人的な感想です。
そしてカクテルはどうとでも調整が効きますのでおいしいものはよりおいしく、イマイチと思っていたものも工夫次第ではおいしくできるものです。
自宅でつくる際にはテイスティングしながら自分がおいしいと思う分量を見つけてみて下さい。
お酒に合う生青汁、購入するなら
生青汁の味そのものに関しては、大変飲みやすく微かに苦みを感じるもののほとんど気にならないものでした。
ソフトドリンクとの相性は良いので単にジュースで溶いたり、牛乳やヨーグルトに混ぜてもいけると思います。
また飲み物だけではなく、生青汁を使った料理のレシピ集なるサイトもあるので参考にすれば用途はさらに広がります。
(レシピ集は公式サイトから飛べます)
購入するなら定期購入がお得ではありますが、お試し購入で味を確かめてからでも良いと思います。
また定期購入ではなく通常購入(30包入り)の場合ですと30日間返金保証制度が付いています。