カクテルの王様、マティーニについて|コラム
カクテルの王様、マティーニ
カクテルの王様がなぜにマティーニなのか最初は理解できませんでした。
はっきり言ってこのカクテルはジンが苦手な人は飲めたもんじゃないし、度数も高いので愛飲家は一部の人だけだと。
王様にふさわしいのはもっとポピュラーで飲みやすく、万人受けするジントニックとかなのではないか、と。
まぁ、お酒を勉強しだしたまだ20代そこそこの時に思ったことなので、お許しを。
今では、
好き嫌いがはっきり分かれ、
愛飲家も限られている、
威厳があり、
人を寄せ付けない雰囲気。
まさに王様。
カクテルの王様と言えばマティーニということに今は心底納得しています。
バリエーション豊富なマティーニ
マティーニと一言でいってもそのバリエーションは無数にあります。
バーテンダーの数だけレシピがあったり(それぞれこだわりがある)、
マティーニグラスを使えばとりあえず〇〇マティーニと名のちゃってる場合もあります。
定義がけっこう曖昧なのでいつのまにかバリエーション豊富になっている、そんな感じです。
ちなみに一般的に日本でマティーニと言えばジンベースでステアですがアメリカだとウォッカベースでシェイクです。
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いくらドライ志向とはいえ
カクテルの味、中身についてもその時代の流行りというのが当然あります。
19世紀の頃は、初期のマティーニやギムレットのレシピを見て分かるようにある程度甘さのあるものが好まれていました。
それが20世紀に入るとじょじょにドライ(辛口)志向になっていきます。
個人的な推測ですが、、
これはお酒自体の品質の向上、バーテンダーの技術やそこで使われる器具の向上などにより、カクテルのクオリティがあがった。
これにより、より洗練され、甘さでごまかす必要がなくなったから。
加えて飲む側もお酒本来のおいしさを知り舌の好みも変わっていったからではと考えています。
時代が進むにつれドライ志向も強まっていきます。
マティーニも例外ではなく、ベルモットの量がどんどん減っていきました。
しまいにはシェイカーやミキシンググラスに少量のベルモットを入れ一旦捨て、次にジンだけを入れシェイクなり、ステアなりををする、というようなものまで登場してきてしまい、、、
果たしてこれをカクテルと呼べるのか、疑問ではありますが。
これが究極のドライマティーニだろうと思いきや、さらに上がありました。
イギリスの元首相チャーチルはベルモットの瓶を眺めながらジンを飲んだという逸話が、、、。
これをマティーニと呼んでいいのか僕のような凡人にはわかりません。
チャーチルの部屋にはいろんな種類の酒があったでしょう。
当然ベルモットも。
単にジンのストレートを飲んでただけじゃないというツッコミはおいといて、、、。
現在はここまでドライ志向ではありませんが、それでもまあドライマティーニは一定の人気を誇っています。
レシピとしてはドライマティーニとは言えカクテルなのでドライすぎるのもどうなのと個人的には思っています。
で、ジン5/6でベルモット1/6がギリギリじゃないかな~と考えます。
まとめ:マティーニを飲みたくなってきた!
マティーニについて改めてネットで見てみるとプロのバーテンダーがドライマティーニをつくっている動画に出くわしました。
思わず見てしまい、、、
マティーニについて書きたいことはまだまだあるのですが飲みたくなってきたので今回はこのへんで。
自分の体質はアルコールに対してどのようなものなのか気になるところです。
自宅でカンタンに行える遺伝子検査キットなるものがあります。
これが一体どういったものなのか、気になったので試してみました。
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