カンパリとはどんなお酒?原料やカクテルなどサクッと解説
こんにちはこんばんわ、かーりーです。
お店でもよく見かける「カンパリ」というお酒。
でも実際どんなお酒かよく分かんない、という方けっこういるのでは?
ということで今回はカンパリの原料、
そして、カンパリを使った定番のカクテルを紹介したいと思います。
カンパリとは?
カンパリとはイタリア生まれの薬草、香草系のリキュールです。
創始者はガスパーレ・カンパリという人。
作った人の名前だったんですね!
実際この名前にしたのはガスパーレ・カンパリの後を継いだ次男のダヴィデ。
元の名前から改名してカンパリにしたそうです。
発売当初からこのリキュールは人気となり、小瓶入りのカンパリソーダも発売。
これもヒットし、カンパリの人気は不動のものになりました。
カンパリの原料は?
カンパリの原料、レシピは門外不出、企業秘密となっています。
なので正確には分かりません。
でも専門家の分析、見解というのがあります。
それによると、原料は、、
・ビターオレンジの果皮
・キャラウェイ
・コリアンダー
・シナモン
・ナツメグ、など
(その他、30種類以上のハーブやスパイス類が入っている)
だそうで、製法は、、
➀原料を100度で煮出す
➁➀に中性スピリッツ(ベースとなるお酒)を加える
➂15日間タンク熟成させる
➃その後、水、砂糖、アルコール、天然色素を加える
➄さらに1か月熟成
こういった工程を経て、ろ過され瓶詰されます。
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カンパリを使ったカクテル
このカンパリというリキュール、カクテルでもよく使われています。
定番のものをいくつか紹介します。
※ロングカクテルの場合、使用のするグラスは10オンス(≒300ml)で、氷をガッチリ詰めた時のレシピです。
カンパリソーダ
定番中の定番ですね。
好きな人はトコトン好きです。
カンパリ自体は”甘苦い”ので単にソーダで割るだけだと何だかイマイチ、、、。
なのでレモンをしっかり絞ってキリッとさせましょう。
レシピによってはオレンジスライスを飾って、、、というのもありますが、、
個人的には「レモンを絞り入れる」というのがおすすめです。
【カンパリソーダ】
・カンパリ・・・30ml
・ソーダ・・・適量
・レモン・・・1/4
スプモーニ
これも人気。
たまに飲むとあれこれこんなおいしかったっけ、ってやつです。
ほろ苦さっぱり味です。
カンパリを入れすぎるとバランスがおかしくなるので注意しましょう。
【スプモーニ】
・カンパリ・・・20ml
・グレープフルーツ・・・30ml
・トニックウォーター・・・適量
ネグローニ
バーで働いていた頃、意外にもよく注文されたカクテルです。
カンパリ好きの人がもっと強い度数で楽しみたい時に、飲みたいカクテルのようです。
できた経緯もそんな感じ、、。
もともとアメリカーノというカンパリベースのカクテルがあって、これのもっと強いやつを飲みたいと思い店の人にオーダー。
そしてつくられたのがこのカクテルです。
で、アメリカーノのもっと強いヤツを飲みたいと思いオーダーした人がネグローニ男爵でした。
しばらくはこのカクテル、
「ネグローニ男爵風のアメリカーノ」と呼ばれていました。
それがいつしか単に「ネグローニ」となりました。
カンパリ好きなら1度は試してみてほしいですね!
【ネグローニ】
・カンパリ・・・1/3
・ジン・・・1/3
・スイートベルモット・・・1/3
※ロックスタイル、ステア
【アメリカーノ】
・カンパリ・・・30ml
・スイートベルモット・・・30ml
・ソーダ・・・適量
まとめ
禁酒法時代、カンパリはお酒ではなく、「医薬品」として扱われていたそうです。
なのでその時代、密かに飲まれていたとか。
カンパリ以外にも「医薬品」、いわゆるビターズ系のお酒は他に多くあったし、今でも存在しています。
それらのお酒もソーダ割りなどのカクテルにするとおいしいものはたくさんあります。
でもカンパリほど有名ではないです。
初期の段階で、時代に先駆けて、
「ソーダ割りを小瓶で売る」
ということをやったからなのかなと個人的には思ったりします。
創業者の思いが脈々と受け継がれていて、それを感じられるものはいつしか世界的スタンダードになっています。
カンパリもそのうちの1つだと思います。