「とりあえずビール!」は、コーヒーと同時に克服|体験談
苦手だったお酒が今は大好きに!
そんな体験談を紹介しています。
コーヒーもビールもその苦みが、、、
私は学生時代から、サークルやゼミの集まりで飲み会に参加する機会が多い方だったと思うのですが、当時の好きなお酒は、
「カルーアミルク」
「みかん酒」
「サングリア」
といった甘いものばかりでした。
それでも学生時代はお酒を飲めるようになったことで、大人の仲間入りをした気分になって、酔ったテンションでの暴露トークなども楽しくて大好きでした。
そんな私も大学を卒業して社会人になり、地元東北の公共交通機関の営業部へ配属されました。
私たちの歓迎会のときこそ、好きなお酒を頼んでも何も言われませんでしたが、使用期間も終わっていざ営業としてお客様との懇親会に参加することになったとき、先輩から、
「最初はビールで合わせてね」
といわれました。
それと同じ時期に、
「お客様から出されたコーヒーは関係性にもよるけど、片付ける手間を考えてミルクや砂糖は控えめにね」
とも言われていました。
ビールもブラックコーヒーも、今まで口をつけたことはあっても、どうしても独特の苦みがダメでした。
それでもなんとか合わせて
「ビールの人?」
と聞かれたときに
「じゃあ私も…」
といいました。
いやいやだったものの、女の子でビールが好きなんだとお客様が勘違いしたことで、その日はずっとビールでした。
どうしても飲み込むときにつらかったのですが、味の濃いおつまみをすぐさま口に入れてごまかしていました。
口癖のように「じゃあビールで!」
それから4年間、営業として頻繁にお客様先でコーヒーを出してもらい、夜は飲み会。
こんな生活を続けるうちに、好きになれないものの、無理せずに飲めるようになっていました。
だんだんと苦いものに対する苦手意識がなくなったのか、コーヒーに至っては眠気覚ましとして自ら淹れて飲むようになりました。
その後、転職をしたことで営業部ではなくなり、内勤になったことでお客様先に行くこともほとんどなくなったのですが、眠気覚ましはブラックコーヒー。
そして友達との飲み会も
「じゃあビールで!」
が口癖になっていました。
よく周りの先輩社員たちが、
「夏は冷たいビールが飲みたい」
というように、ビールは仕事を頑張ったご褒美的な位置づけにあるような気がしてきています。
今では、お刺身や漬物といった飲み会で定番のおつまみに、甘いお酒は合わないなと感じるようになり、完全に味覚が変わった気がします。
社会人生活も長くなり、今週はすごく頑張ったな、つかれたなというときに、自分へのご褒美としてビールを飲んでいます。
苦手なものの克服は慣れなんだなと思っています。